
制作年: 1997年
制作国: 日本
監督: 友松直之
出演: 加藤みちる、藤田裕樹、青木こずえ、山崎まりあ
脚本: 大河原ちさと、友松直之
音楽: 森和彦
収録時間: 92分
色: カラー
※DVDレンタルぽすれんより
【ストーリー】
大阪でティッシュ配りをする山本は、テレクラで女から「あの男殺したい」と愚痴を聞かされる。数日後彼はなんとなく男の仕事場に赴き、なりゆきで男を殺してしまう。それ以来、殺しに妙な性的快感を抱いた山本はテレクラを使って殺しを請け負い始める。
【予告編(TRAILER)】
【レビュー(ネタバレ有)】
これは面白かったっす!!!
冒頭のフラッシュバック、最初の殺人。
初めから、とても引き込まれるシーンが多いです。
また中盤に描かれる、夢のフラッシュバックのシーンは、とてもコワクってゾクゾクするほどですね。
さて、テレクラで「殺人」を募集する男。
その依頼を、淡々と忠実に行っていくんですね。
そして、殺した死体に射精。
その描き方が、またキタナイ。
いいです。とてもいいですねえ。
ある日、男は元天使の女性と出会います。
この元天使、演技はイマイチですが、羽をちぎったあとまで演出しているのは、素晴らしいっす。
主人公の男が、子供の頃に描いた絵。
幼少期に父親が母親を殺し、それがトラウマとなっていることが、短いフラッシュバックとその絵から読み取れるようになっています。
帰宅すると、その絵が家の壁一面に描いてある光景は、結構ショッキングでいいでっす。
そして、展開は暴力、殺人、レイプ、浣腸、脱糞などを挟みながら淡々と進んでいきます。
音響などで無理やり恐怖を煽るようなことはせず、しっかりと画で見せてくれるのがイイですね。
また特殊メイクも、低予算ながら工夫されていて、ラブホテルの腹部切り裂きからの脱腸と顔面突き刺しカットは、よく頑張りました。
この作品、ピンク映画として制作され、ヘンテコなタイトルを付けられちゃいましたが、ラストまでしっかりと見せてくれる、いい作品です。
よく出来た、立派なスプラッターホラーっす。
【特選・趣深いシーン】
「天使幻想」の主題歌。
脚本 : ★★★
恐怖 : ★★
グロ : ★★★
狂気 : ★★★
不快 : ★★★
※5点満点。あくまでも、主観評価デス〜(^▽^)o