

制作年 : 1970年
制作国 : 日本
監督 : 石井輝男
出演 : 梶芽衣子, 大辻伺郎, 内田良平
時間 : 86 分
色 : カラー
【ストーリー】
1970年日活で製作された石井輝男監督作品。昇り竜シリーズをモデルチェンジ、怪談と残酷を盛りこみ、エロチシズムを加え、新趣向で贈る。
【予告編(TRAILER)】





【レビュー(ネタバレ有)】
梶芽衣子様の全盛期の作品。
怪談とはありますが、基本的には活劇アクションと、人間ドラマの物語デス。
なにはともあれ、梶芽衣子様の美しさは、この作品がピカイチではないでしょうか…o(*^-^*)o
ストーリーに難解な点はなく、スムーズに物語に入っていけます。
勧善懲悪、任侠、阿片、監禁拷問、売春、殺戮、怨念…。
さまざまな深いテーマを盛り込んだ、大作デスね〜〜〜o(^o^)o
奇形人間や恐怖見世物小屋など、石井輝男監督ならではの、不条理ワールドも炸裂!!!
見世物小屋の看板に立ってる人たちは、み〜んなホンモノの人間なのね。
これは、見方によっては、トラウマ確定の狂ったカットだ〜〜〜(>_<)o
脚本は、素晴らしく練られています。
冒頭の立ち回りから、牢獄での月日を経て、再び娑婆での生活に戻りますが、これが単に時系列で進んでいる訳ではなく、全てが伏線としてのちに活かされてキマス。
これは、巧みなストーリーテリングですね〜(^▽^)/
ちなみに、血の量はそこそこアリマス。
打ち首や手首斬りなど、残酷スプラッターもアリですよ〜(o^o^)o
モチロン水責めなどの拷問シーンもあり、セットも非常に凝ってマスぞ!!!
ただ、大立ち回りのとき、わざわざ5人が竜の形に並ぶところは、カワイイ(笑)
【特選・趣深いシーン】
ラストシーンの決闘。
セットの素晴らしさと、クレーンまで使用したカメラワークの巧みさは必見!!!
脚本 : ★★★★★
恐怖 : ★★★
グロ : ★★★
狂気 : ★★★★
不快 : ★★★
※5点満点。あくまでも、主観評価デス〜(^▽^)o